冬期オロフレ峠から来馬岳縦走

 

 Noboribetsu Mountaineering Club

山行報告(山スキー縦走)

   

オロフレ峠分岐から来馬岳縦走
晴天の空の下、昨年の同コースを再度アタック!リベンジン山行となる
縦走コース

目的の山域・山名 カルルス山系 1107m峰・カルルス山南峰・来馬岳
山行日 平成26年1月19日(日)
ルート(コース) オロフレ峠分岐から来馬岳へ縦走
メンバー CL澤田、藤木晴、山岸、小山内、西田芳、昌さん、小川、渡邊、佐藤尚、後藤、東海林、及川さん、藤木たさん、川村さん、鈴木徳さん 以上15名
山行形式 山スキー縦走
 コースタイム 9:45P場  12:10 1077m峰 12:27 カルルス山南峰 14:45 来馬岳山頂 15:30サンライバスキー場

 1.リベンジンに燃えるメンバー
昨年に続いてのカルルス山、来馬岳縦走である。
オロフレトンネルからカルルス山を経て来馬岳
に登り、サンライバスキー場へ下るロングコース
である。昨年は悪天候の為1077m峰で撤退を余儀
されてた。だから、今年こそはリベンジンしようと、
メンバー其々が静かに闘志を燃やしている。
2..ブッシュに悩まされる1077m峰
オロフレトンネル西側のP場を出発し、観光道路
を目指す。Cont913の小道を確認し、沢を越えた処
から尾根に取り付く。天気はすこぶる良い。
登るのに従って洞爺湖や羊蹄山が見えてくる。
昨年の二の舞にならないよう、1058m峰の西側を巻
き1030Pのコルに出る。コンパスをきり、1077m峰に
向かう。

⇒①

   
 P場から道路横断でコース尾根に取り付く。
昨年より雪少ないので小さな沢の乗り越し手間どる。
 天気がgooで最高さ!スノーシュ―班はラストで快調。
 
① 平たんな地形となり雪が少ないせいかブッシュが多く
気になる。まっすぐに進めずウンザリするが、夏場の
やぶ漕ぎよりもましだ。そう思っているうちに1077m峰
に着く。昨年はここで撤退。CLと各班Lとで天候判断を
して、予定の通りに来馬岳へ行く事を決める。
ここから来馬岳までは私にとって冬期未体験ゾーンで
ある。胸が高まる。
 

3.ブッシュの後はパウダー
ラッセルの先頭に立ち、ブッシュの多い平坦な地形

進む。暫らく行くと急斜面のダケカンバの疎林となり、滑
走好適斜面が出てくる。前夜の降雪でパウダー。斜面が
短いのが残念。下った処で昼食にする。天気が良いので
ツェルトは張らず雪を掘り込み、長いベンチを作る。
冬山ならでの楽しみ方である。道中はまだ長い。
倶多楽湖が見えだすともう直ぐだ。足取り軽くなる。
頂上手前のコブを巻くと待望の来馬岳頂上である。
長い道程だったが樽前、徳舜・ホロホロ、日高山脈、恵山
駒ケ岳など、いろいろ山が見渡せる。記念撮影をしたら、
後は下るだけ。パウダーが待っている。

 
 此処が1077m峰で昨年は荒天で引き返したピーク。  来馬岳(左ピーク)を確認し1077m峰を出発する。
     
 カルルス山南峰に到着する。左に来馬岳で手前の尾根を
縦走するがまだまだ遠い。遠くに駒が岳、恵山を見る。
 カムイヌプリと室蘭岳がすっきりハッキリ見えました。  樹氷の向こうに有珠山、昭和新山、洞爺湖方面の山々。
     
 オロフレ山とホロホロ山、徳舜瞥岳。漁岳まで見える。  あの左ポコを越えると来馬岳だアー。ヤル気が出る。  お見事なオブジェ風の樹氷に見惚れ疲れも摂れました。
4.パウダーの下りとガリガリのゲレンデ
頂上直下の急斜面はパウダー。樹間を縫って滑る。
気持ちがいい。傾斜が緩くなると雪庇が出てくるが
発達していないので、下を滑る。雪庇を過ぎたら、程
なくスキー場のゲレンデに出る。
下りはアッという間である。ゲレンデに出て一安心したかと思うと実は此れからが
大変。雪が硬いので、膝にこたえる。パウダーばかり滑
っているので、ガリガリのゲレンデは滑れなくなっている
様だ。休み休み何とか下り、長い山旅も終了。
天候に恵まれ、良い一日でした。
記録 小川
 
 来馬岳山頂です。長かった道程、昨年の悔しかった山行のリベンジンを果たし感激の皆さんです。

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