無意根山懐かしき元山コース

 

 Noboribetsu Mountaineering Club

山行報告(夏尾根道)

大千軒岳と当別丸山
渡島にそびえる1000m峰、古の路に往時をしのび秋色満喫山行

目的の山域・山名  道南 渡島・上磯 当別丸山(482m)  大千軒岳(1,071m)
山行日  平成26年10月11日 当別丸山  12日 大千軒岳
ルート(コース)  当別丸山(修道院コース) 大千軒岳(知内川コース)
メンバー  CL西田、AL藤木、ASL渡邊、藤木た、水江、BL山岸、BSL近藤、酒井、及川、西田昌  以上10名
山行形式  山荘宿泊 各山は日帰り山行
コースタイム  (当別丸山) 9:20トラピスト修道院P場 9:35ルルドの洞窟 10:50山頂 11:00下山 11:25展望台 12:20 トラピスト修道院P場
(大千軒岳) 6:05奥二股登山口 7:20広い川原 8:20金山番所 8:45千軒銀座 9:20休み台 10:20千軒平 11:00山頂
11:30下山開始 12:00千軒平 13:15金山番所 15:15奥二股登山口

  当別丸山の山行記
渡島地方上磯・当別地区にある当別丸山。有名なトラピスト修道院から登山道を行く。
メンバーの多くが初めての山で私、自身も初である。雲一つない秋空の下、穏やかな
山容で姿を見せる。『ルルドの洞窟』で此れから登る山行の無事を祈る。
道南杉とブナ林の路を陽光を浴びながらの登高は気持ちよく歩く。多少の急坂も気に
ならない。山頂を八巻く様に歩きながら海を眺めると津軽海峡がかすんで見えた。
急坂が三度繰り返して来ると頂上は近い。途中に『展望台』の標識が有ったが下山に
立ち寄る事として山頂を目指す。

山頂に着くと天測点が有った。この天測点は北海道の山に何座有るのだろう。
写万部山とペラリ山にあった。(後に知るが馬追山(瀞台)に天測点第一号があった。)

木立が茂る山頂を下山する。昼食は途中の『展望台』で摂る。修道院がよく見えて素晴
らしい展望である。ヨーロッパの風景を思わせる眺めである。よかった。山も良かった。

   
 当別丸山を眺め周りの木々も気になる  ルルドの洞窟にて祈念する

ルルドの洞窟のマリア様

当別丸山岳の山頂。天測点の観測台が右側に鎮座している。
初登頂者がほぼ全員で、嬉しく楽しくなる山行でした。

 
修道院の眺めが最高でした。

ブナの森が眩しく輝く

道南杉が林立して素晴らしい
 
渡渉の連続で慎重に渡る。

金山番所にて20年前もこうして
記念写真を撮りました。
道南渡島の秀峰・大千軒岳に20年ぶりに登る・・・・ 
なつかしいの一言で今回、20年ぶりの大千軒岳に登りました。’94年7月の山行記録
には27名の参加者でした。当時としては大変に大勢での登山でした。
記録には『金山番所』と『千軒銀座の二股』そして、『千軒平の十字架』と書かれてまし
た。当時、登山口にはテント5張りを設営して天気祭りを盛大にして、翌日は皆で励まし
登りました。今回は福島町の大千軒岳登山休憩所で一泊して登山口を出発しました。
沢沿コースを高巻しながらの登山道は大変でやっとの思いで『広い川原』に到着しました。
結構きついルートで沢山の汗をかいて難コースをクリアしました。。
順調に『千軒銀座』につくころ二股での道迷いを思い出しました。
当時は微かな踏み跡を頼りにコース探しながら登山だった事を思い出しました。
此処からの急登は一級品で日高山脈と比較しても劣らない強烈な登りだった。
登る途中に左手に前大千軒岳が目に引く。直登沢が山頂まで伸びている。

千軒平から目指す山頂へいざ行かん・・・
白い十字架が眩しい。その先には大千軒岳の山頂が鎮座している。特別な思いがこみ
上げてくる。とうとう此処まで登り山頂までもう少しだ。良く晴れて風はほとんど無し。
私達の他に3パーティほど登って来た。また、山頂から二人パーティが下山して来る。
途中でエールを交わしてから程なく山頂に着く。嬉しさがこみ上げ全員と握手する。

  
   
   
(上)千軒銀座の二股出合い、前回は此処で
路を見失い迷う。今回は明瞭でした。
(下)急な尾根に取り付く。ブナ黄葉が美しい。
 千軒平にて、雲一つ無い秋晴れの空の下で最高のロケーションでした。 (上)前千軒岳が堂々と登行欲を掻き立てる
(下)ガンバリ岩で慎重にクライミング
       
 千軒平に着き大展望を観る。  いざ山頂へ!あと30分。  頂上への登り、笹藪を掻き分けの登り。
背後にピラミッド姿の七ツ岳が見える。
 前千軒岳の背後に津軽・岩木山の
山頂がかすんで見える。
   
 
白い十字架はいつまでも忘れられない。
ブナ林の黄葉が幾重にも重なり素晴らしい。
大千軒岳の山頂です。実に20年ぶりの山頂でした。 紅葉と この大展望に感謝。
忘れられない山行。
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